雑談– category –
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おばあちゃん
私の祖母は83歳。 6月ごろに介護施設から病院に移り、今は常に鼻から酸素を吸入しているらしい。私が会った4月には、支えられながらも自分の足で歩いていたが、今では車いすとオムツになった。 心不全のような症状もあるというから、正直もう長くないかも... -
老い
34歳。若くはない。年配者からは「まだまだ若い」と言われるが、肉体のピークはとっくに過ぎている。 たまに運転中に、通学途中の中高生を見かけることがある。彼らはまるで重力などないかのように、軽やかに歩いていく。右足が浮いているうちに左足が歩を... -
薄氷の幸せ
最近、私の心は冷え切ってしまった。 幸せそうな人を見ても、ちっともうらやましくない。 だって、その幸せって儚いから。 とても幸せな親子も夫婦も兄弟も、いつかは死による強制的な別れを経験しなければならない運命にある。 そう思うと、幸せというの... -
言葉もないわ
私は理屈っぽい。 たとえ詭弁と言われようとも、私は置かれた立場で論理を構築する。 そして、私に敵対する者を容赦なく言い負かすのである。 そのために、私の脳内のスーパーコンピューターは日夜、高速で情報を処理するのだ。 カタカタカタカタ。 しかし... -
折り合いがつけられない
私は折り合いがつけられない。 何とも。 人と会えば傷つき傷つけてしまう。 街に出ると、騒音と人混みでどっと疲れてしまう。 仕事に取り組めば、自分のこだわりを押し付けてしまう。 だから、田舎町に一人でいた方がいい人間なのだと最近わかった。 今日... -
不正ログインを試みる不届き者め
このブログに不正にログインしようとした者がいる。 不届き者め! しかし、心配ご無用。このサイトにログインするためには30秒でリセットされるワンタイムパスワードが必要なのだ。 ログインIDとパスワードをうまくすり抜けたとしても、このワンタイムパス... -
車窓
この社会は友だちというものを美化しすぎだ。 学校や会社の人と仲良くするのはいいことだが、卒業・転職した後にまで会おうとする必要はない。 もちろん、どちらからともなく連絡を取り合うような友人がいて、会いたいと思うならそれは素敵な話で否定する... -
誤解を恐れていた
私は「誤解」を恐れていた。 正確に言うと、誤解されることを極端に恐れていた。 誰かと会話をした後は、いつも自分の中で反省会が始まる。 こちらが悪意なく発した言葉を、相手が嫌な風に解釈したのではないかと不安になる。 ◇ いい例えが思いつかない。 ... -
古びたマンション
民度。あまり積極的に使いたい言葉ではない。 しかし、私の今住んでいるマンションは、住民の民度が高いとは必ずしも言えない。 築30年超のオンボロ物件とあって、正直なところ、経済的に恵まれた人はあまりいない。 はっきり言えば、その日暮らしの貧乏人... -
丁寧に死に向かう
お母さんがいなくなって、2カ月以上がたった。 悲しいけど、平常心でいられる時間も増えてはきた。 でも、別に毎日が楽しいかと聞かれれば、何も楽しくない。 ◇ 自分の残りの寿命はどれくらいかと考えてみる。 もし仮にお母さんと同じ年齢で死ぬとすると、...