今年も昭和記念公園にイチョウのライトアップを見に行ってきました(訪問日11月14日)。
昭和記念公園は、東京都立川市と昭島市にまたがる国営公園です。春のチューリップも有名ですが、約100本のイチョウが織りなす「黄金のトンネル」もまた見ごたえがあります。
この時期は今年で5回目となる「秋の夜散歩」(10月31日~12月1日)という企画が開催されていて、普段は入ることができない夜の公園内で、鮮やかに照らされたイチョウを鑑賞することができるのです。
会場となる「かたらいのイチョウ並木」へと向かう道のりも、すっかり秋の色合いになっていました。
池を囲む木々の紅葉は美しく、ボートを漕ぐ人たちの楽し気な声はほほえましいです。秋という季節は寂し気で好きなのですが、寂し気であるがゆえに人と人とのつながりも輝きを増す季節であるように思います。
私が利用した「西立川口」からイチョウ並木までは、歩いて10分かからない程度です。並木道に着くと、大学生くらいの女の子2人が愛犬の小夏を構ってくれました。2人に届くか分からないけど、ありがとうね。
到着した時点ではまだ日没まで30分ほど時間がありました。ところで、この並木道は地面に高低差があり、独特の趣を感じます。平坦な道にはない「奥行き感」とでも呼ぶべきものがここにはあるのです。人混みの中でも、遠くを歩く人の表情まで見えるような、不思議な高低差。
ただ、葉にはまだまだ青さが残り「黄金」と呼ぶにはやや早い訪問となってしまいました。
しかし、16時半にライトが点灯されると、光景は様変わりします。
いかがでしょうか。まさしく「黄金のトンネル」です。おそらく黄色がかったライトを当てているのだと思いますが、圧倒される光景です。
全長300メートルの並木道を彩る両側のイチョウは計98本とのこと。
小夏もきょろきょろ。イチョウを見たり、行き交う人を見たり。
時折、青や紫などの幻想的な色合いにも変化します。
幻想的な光に目を奪われ、つぶれた銀杏の匂いに鼻をつまむ。それもまた楽しいです。
公園内にある日本庭園もライトアップされていて、本当はそちらも見たいのですが、犬は入れないので今回は断念。
12月1日に1人で東京に行く予定があるので、昭和記念公園まで足を伸ばそうかなと思っています。
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