お母さんがいなくなって、2カ月以上がたった。
悲しいけど、平常心でいられる時間も増えてはきた。
でも、別に毎日が楽しいかと聞かれれば、何も楽しくない。
◇
自分の残りの寿命はどれくらいかと考えてみる。
もし仮にお母さんと同じ年齢で死ぬとすると、残り24年。
私は自分が24年後に死ぬと信じて、今の日々を生きている。
24年の歳月が過ぎるのを心待ちにしながら、その日までの1日1日を丁寧に消化していくイメージだ。
◇
何も楽しくない、などと書いたが、犬は可愛い。

すやすや寝て、がつがつ食べて、うんこして、散歩いって、またすやすや寝て。
この体重わずか6.7キロの生き物にどれだけ救われているか分からない。
◇
悲しいけれど、1日1日を丁寧に消化していこう。
きっと後から振り返れば、24年もあっという間なのだろう。
丁寧に死に向かおう。
ちょっと遅めに回し始めた洗濯機が今終わった。
ベランダに干してくる。
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