群馬県の赤城山(標高1828メートル)を訪れました。日本百名山・日本百景にも選定された名山です。
前橋市街地から山へ向かう県道に巨大な「赤城山大鳥居」が現れました。高さ21.3m、柱の直径は1.7m。壮観です。起源は浅間山大噴火(天明3年)や飢饉を受けて赤城山の鎮魂加護を祈念し建設された一之鳥居だそうですが、道路拡張に伴い現在の鳥居となったそうです。
車で鳥居をくぐり、くねくねと曲がりくねった山道を進むと、左手の風景が開けてきました。
ここは赤城白樺牧場という場所だそうです。旧前橋藩の牧場で、今でも95㌶にわたる敷地に雄大な自然が残されています。レンゲツツジの群生地としても有名です。以前は牛を放牧していたそうですが、現在はヒツジが放されています。
現在は11頭いるとの記載がありましたが、遠くから見ると白い生き物がコロコロと点在していてかわいらしいです。
近づいても逃げることなく草を食べています。
みんな顔が黒いですが、これはイギリス原産のサフォーク種というヒツジだそうです。
大声を出すとヒツジが驚くとのことだったので、小夏には遠くから見学させました。
牧場の横には、観光案内所や売店もあったので、ソフトクリームを食べました。
そしてそこからさらに先に進みます。今回のめあては「大沼」というカルデラ湖です。
美しい。湖の面積は約80万平方メートルで、奥には赤城神社も見えます。ワカサギの名所としても知られ、湖面が凍る冬場には氷上でのワカサギ釣りを楽しむことができるそうです。
赤城神社へとつながる「啄木鳥橋」は架け替えのために上部が外されていました。ヒノキで造られた趣のある橋だったようですが、老朽化が確認されて工事することが決まったそうです。
赤い橋脚だけが残された現在の光景もこれはこれで貴重といえば貴重です。
湖周辺には、よい意味で古びたお店が多くありました。新築の店には出せない味わいを感じます。
前述のとおり、ワカサギが名物とのことなので、ワカサギのフライを食べてみました。
少し内臓の苦みがありましたが淡白な味わいでおいしいです。
お店の外のスペースに座って食べさせてもらいました。ちょっとさびれた雰囲気がいい。タイムスリップしてきたような気持ちです。
いつかボートにも乗りたいのだけど、犬連れはダメかな。
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