「定年退職をしたら犬を飼おう」なんて甘いわよ

当ページのリンクに広告が含まれている場合があります。

挑戦的なタイトルを付けてしまいました。すみません。実際のところはもう少し優しい内容なのです。

ネットを見ていたら「定年退職を機に犬を」などという文言を見かけたものだから、こんなタイトルでブログを更新してみようと思い立った次第なのです。

あらためまして、私はトイプードルを飼っている33歳の独身男性でございます。現在はフルリモートで仕事をしています。

溺愛している犬ですが、「きっと人生で最初で最後の犬になる」とも思っています。少なくとも、歳をとってから犬を飼うということは、私にとってはすごくハードルが高いことなのであります。

誰かの何かの参考になればと思い、筆をとります。

目次

私は毎日1時間くらい散歩しています

毎日1時間くらい散歩しています。山道を歩いたり、公園を小走りで駆け抜けたり。

それでも足りず、ドッグランに連れて行って走らせることもあります。

33歳だからいいものの、60すぎてこれができるかというと難しい気がします。

もちろん、自宅にドッグランを作り、いつでも走らせることができる環境があるといった人であれば問題ないと思います。

しかし、多くの人は公園や河川敷などに移動して散歩させざると得ないと思います。

言うはやすし!

毎日、公園に行って散歩するというのもなかなかの手間であり、体力を使うことなのです。

かといって、近所の車道沿いなどを歩くのはおすすめしません。事故のリスクが高く、また単調で歩いていても面白くないからです。

「毎日、公園や山や河川敷に行って散歩できますか」という問いに、ウームとじっくり向き合う必要があります。

「病気になったらどうしよう」という不安

33歳独身。今は健康ですが、病気になったら犬をどうしようかという不安は常にあります。

一般的に年齢を重ねれば、病気のリスクは上がっていくわけです。

「定年退職を機に犬を」という言葉からは、そういう悲観的なシナリオを想定している感じが伝わってこないのです。

これは、高齢になってから犬を飼うなと言っているわけではなく、そこも考慮せねばならないということです。

信頼できる配偶者や子ども、親族がいる人であれば問題ないと思います。

先日、群馬県内のとある公園で知らない女性に話しかけられました。「犬が大好きで大好きで今まで何匹も飼ってきたけど、もう年齢を考えると次の犬は飼えないの」と言っていました。その女性は60代くらいでした。

犬好きの人でさえ「飼えない」とあきらめている。この事実はとても重いと思うのです。

金はすごくかかる

犬を飼うとお金はすごくかかる。

犬種にもよるけど、私の場合、毎月かかるお金は

  • フード代(6000円程度。トッピングやおやつは別途かかります)
  • トリミング代(1万円程度)
  • ノミ・ダニ・フィラリア予防薬(3000円程度)
  • ペット保険(4000円程度)

そのほか年1回の狂犬病の予防接種やワクチンもあります。

つまり最低でも月に2万円程度はかかると見込む必要があります。トリミングが必要ない犬種でも15000円程度はかかるでしょう。

さらに急病で動物病院に行けばそこでも料金がかかり、犬が高齢になればその頻度も上がるとされています。

60歳で犬を飼い始めた人が70歳を過ぎるころ、犬も高齢になり体調を崩しがちになるかもしれないということです。

75歳になった時、毎月犬に5万円・10万円使えるだけの財力があるでしょうか。

ほしいなら今飼った方がいい

「ほしいなら今飼え」は無責任に聞こえるかもしれないですが、私はそう思います。

厳密にいえば、今飼えるための条件を整えるということです。

仕事が忙しくて飼えない人は、「犬を飼いたいから転職する」という選択肢もあると思うのです。

それくらい犬を飼うということは人生における大きな選択であり、岐路なのです。

「〇〇だから犬を飼えない」ではなく「犬を飼いたいからこうする」という発想の向きにすべきなのです。

仕事が忙しいけど犬を飼いたいという人は「定年を迎えたら飼おう」と決断を先送りにしがちですが、前述のとおり、それはそれでハードルが高いのです。

定年後に犬を飼える人は、とても限られていると私は思います。

私が「ほしいなら今飼え」という言葉で意味したいこと、伝わるでしょうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

トイプードルと暮らしています。日常の思い出をつづります。

コメント

コメントする


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

目次