愛犬を連れて、栃木県足利市の鑁阿寺に行ってきました。約1000年の歴史を誇る荘厳な寺院。静かな境内と、美しい景色の中で愛犬と過ごし、日常の喧騒を忘れることができました。今回は、犬と一緒に訪れた鑁阿寺で感じたことや、愛犬との心安らぐ散歩の様子をお伝えします。静謐なお寺の雰囲気に、心が穏やかになりました。
鑁阿寺ってどんなとこ?
約4万平方メートルに及ぶ敷地は、元々は足利氏の館で、今も四方には門が残ります。土塁と堀がめぐらされており、平安時代後期の武士の館の面影が感じられます。
鑁阿寺は、建久7年(1196年)に、足利義兼が邸内に持仏堂を建て、守り本尊として大日如来を祀ったのが始まりといわれている歴史の深い寺院です。本堂は国宝に指定されています。
四方の門それぞれに趣がありますが、南側から入ると本堂へとつながる道があり、正面からその荘厳な姿を見られるのでおすすめです。
犬の立ち入りOKか聞いてみた
社務所で確認したところ、フンなどの処理をすれば、犬の立ち入りもOKとのことでした。
すごく有名な寺院なのに、対応がとっても温かくてよかった。
昔、とある県の有名な寺に行ったら、すごく嫌な対応をされたことがあったから、少しトラウマだったのですが、ホッとしました。

境内をゆっくり歩いてみた

本堂は、一度は焼失し、1299年に再建されたものだそうです。当時の中国で最新の建築様式だった「禅宗様」を取り入れた作りで、関東では特に貴重な建築物です。

こちらは多宝塔。県指定の文化財で、1196年に建てられたと伝えられ、その後1629年に5代将軍徳川綱吉の生母、桂昌院尼公によって再建されたそうです。栃木県内では、木造の多宝塔はこれだけだそうです。貴重です。
趣ある場所なのに、観光客でごった返すこともなく、静かな空間を春のそよ風が抜けていきました。気持ちいいなあ。オーバーツーリズムの波がここに来ないことを祈ります。

歴史的建造物がある場所なので、小夏は基本的に抱っこかカートの上で雰囲気を堪能してもらいました。(境内は段差もあるので、カートより抱っこがオススメかも)
国宝や重要文化財などの建造物が並び写真映えは間違いないですが、やはり中でも本堂の存在感に圧倒されました。
また、境内には天然記念物に指定されている大銀杏(高さ31.8m)もあり、秋には圧倒的な迫力がありそうです。

残念ながら、今回は銀杏はちょっと季節はずれでした。
「猫のおみくじ」があった

「猫のおみくじ」というものがあったので、引いてみました。300円。
「これだ」という直感を覚え、箱から一つ取り出しました。

大吉でした。「思い通りになる」。ありがたやありがたや。
歴史を感じさせる静謐な空間で、とてもいい時間を過ごせました。どこかに「犬おみくじ」もあれば教えてください。
アクセス(電車なら足利駅が最寄り)
所在地:栃木県足利市家富町2220
JR両毛線足利駅から徒歩10分
東武足利市駅から徒歩15分
車の場合は北関東自動車道・足利ICから10分(無料駐車場あり)
すぐ近くに「足利学校」もありますが、こちらは犬NGです🐶💦
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