環境省が2024年11月~12月、スギ雄花の花芽調査を実施した。スギ雄花の着花量を調べることで、翌年の花粉飛散量を予測することができるのだ。
着花量とは花粉の生産量のことで、結果としては近畿が特に多かった。過去10年の平均値との比較で、京都府は564%、大阪府は492%、奈良県は430%だった。つまり京都府は過去10年の平均値の5.64倍の着花量ということである。
近畿以外では徳島、静岡、福岡も200%を超えている。
つまり上記6府県においては、2025年春の花粉飛散量は平年より多いことが予想される。
そのほかの都道府県の結果は以下の通りである(環境省HPより引用)。
近畿とは対照的に、東北地方の着花量は少ない傾向にある。
環境省の花粉対策リーフレットはこちら→000194676.pdf
スギ雄花花芽調査の概要
観測に適した40個体以上のスギを含む、林齢25~60年程度のスギ林をあらかじめ選定の上、その中から40個体のスギを無作為に選び、雄花の花芽の状況について、双眼鏡を用いて観察します。
令和6年度スギ雄花花芽調査の結果等について | 報道発表資料 | 環境省
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