トイプードルの小夏を飼っています。女の子みたいな名前ですが実はオスで、もうすぐ2歳になります。
本当は1歳になるくらいのタイミングで去勢手術を受けてもらう予定だったのですが、どうしても踏み切れず今に至ります。
金玉でかくなりました。
ただ、年明けすぐの日程で、去勢手術の予約をしてきました。
これまで手術をためらっていた理由や、手術を決断した経緯を書き残しておきたくて、ブログにすることにしました。今後犬を飼う人の参考にもなればうれしいです。
イヌカワ
あくまでも個人の意見です。正解はありません。
手術をためらっていた理由
ありのままの姿を愛してあげたいと思った
去勢手術をしないことで、マーキングをするようになったり、ほかのオス犬に過剰な反応を見せるようになったりといった変化が現れます。
オデ、一番強いんダ
実際に小夏も結構、ほかのオス犬に反応するようになりました。1年前の今頃は、どんな犬とも仲良くしていたのに、今では「ウー!ワンワンワン!!!」とケンカ腰で迫っていくような場面も増えました。
正直、人間目線で言うと困った変化なのですが、僕は「これもこの子の姿だから否定したくない」と思ってしまいました。
逆に、去勢してしまうことにより、この本来の姿には二度と会えないのではないかという一抹のさみしさを感じてしまったのです。
この子の子孫を残せる可能性がゼロになる
運命的な出会いをして、小夏を飼い始めて約1年半が経ちました。
うちに来たばかりの頃は、居場所なさげに部屋のすみっこにチョコンと存在していました。でも少しずつ「自分の家」になって、くつろぐ姿を見せてくれるようになりました。
こういう姿を見ると、小夏の血を引く子犬を代々飼いたいな~なんて気がしちゃう。
去勢をするっていうことは、その可能性をゼロにしてしまうことなんですよね。それは間違いないんです。
小夏の親族犬は探せばいるかもしれませんが、小夏の子は手に入らない。これは僕にとっては大きな葛藤の一つでした。
無気力な性格に変貌してしまったらどうしよう
睾丸というのは、オスがオスたる重大なパーツです。それを取ることによる「性格の変化」は、人間にとっても犬にとっても必ずしも好ましいものとは限らないと思うのです。
今の小夏は、活発で人懐っこくて元気いっぱいでもりもり食べる、本当に素敵な子です。
おやつか~???
!!!!(全力疾走)
といったくらいに、元気です。
こういう性格が消失してしまう可能性だってゼロじゃないと思います。
もちろん犬だからおやつは好きなままだろうけど、今みたいに好奇心旺盛に飼い主について回るような性格ではなくなってしまうかもしれない。
そういう怖さがずっとあったのは事実なのです。
ではなぜ去勢手術を決断したか
尋常じゃない興奮状態になることがあった
10月に、初めて実家に小夏を連れて行きました。すぐに慣れて楽しく遊んでくれたのはよかったのですが、夜にみんなが寝静まるころになると、コーフンして吠えたり暴れたりし始めました。
腰を振りまくって心臓バクバク状態が何時間も続くような異常事態になりました。
笑い話のようでいて、本当にこのまま死んでしまうのではないかというほどの興奮具合。この時、リアルに去勢手術という選択肢が浮かびました。
死んでしまっては元も子もないですよね。
ドッグランや散歩でほかの犬とケンカするようになった
小夏はドッグランや散歩が大好きです。しかし、前述のとおり、ウーとうなりながらケンカ腰で迫っていく場面も増えました。
正直、今安心して小夏をドッグランに連れていけるかというとノーです。
噛んだりはしないけど、ワンワン吠えてマウント取ろうとする可能性は高い。
生意気なやつはやっつけちゃうぜ
他の犬と遊ぶのが大好きなのに、他の犬から遠ざけざるを得ないのだとしたら、逆にかわいそうなのかなとも思うのです。
もちろん去勢をしたからといって改善される保証もないのだけど……。
小夏が最後の犬と思えるようになった
前述のとおり、これまで小夏の子孫が欲しい気持ちもあったのですが、僕もすでに32歳。小夏を最後まで面倒見たら45歳は過ぎるはずです。しかも独身。そこからまた新しい犬を飼うような余裕はない気がしています。
これまでは在宅ワークだったけど、今後は出社するようなことになる可能性だってある。
犬をもう1匹飼う、というのは僕にとってはあまり現実的じゃない。
まあ、小夏にそっくりな犬がもう1匹いたら、それは夢のような話ではあるのだけど。(ああ、このブログを書いている今も心が揺れている)
手術は2024年1月7日予定です
とまあ、以上がこれまでのざっくり経緯でした。
手術は1月7日予定です。
正直いろいろ書いたけど、まだ自分でも納得しきれていない感もあり、土壇場で手術キャンセルする可能性もゼロではありません。
いずれにせよ、またブログで報告します。
以上です。
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