今日はトイプードルの小夏をつれて、標高200メートルほどの「三毳山」を訪れました。関東平野の北西端に位置し、万葉集にも詠まれたことで知られる山です。
しもつけぬ みかものやまの こならのす まくはしころは たかけかもたむ
みかも山万葉歌碑 – 栃木市観光協会 (tochigi-kankou.or.jp)
国道50号から駐車場に入り、山へと向かうと早速現れた階段。木々がトンネルを作るこの木製の階段には、コンクリートの無機質な階段とは違った安心感を覚えます。
と言いたいところですが、めっちゃくちゃ暑いし虫がすごい…。9月だというのに30度超え。小夏の水は持ってきたけど自分用の飲み物を買い忘れたので、さっそく死にそうです。(途中の広場に自販機があり、ポカリを調達)
小ぶりな山とあって、30分ほど歩くともうずいぶん山頂が近くなってきました。木々が途切れ、そこからは市街地を見渡すことができます。
少しアングルをかえるとこんな感じです。
豊かな田園です。かすかに見える1本の川は三杉川でしょうか。この川は上流域のような透明度はありませんが、穏やかな濁りの中にこそ栄える生態系もあるのです。
こうした風景を楽しみながら、ここからは細い道を進みます。
細いだけではない。急勾配だ。死ぬ。ポカリのペットボトルを空にしながら、よろよろと登る私の横で、小夏は軽々とピョコピョコと跳ねていく。2歳6カ月。まさに肉体のピークなのだろうな。
そして山頂に。
山頂がショボいぞ。何にも見えん。
苦労して登って来たのに。
もう下山だ!!
山頂の滞在時間は1分。別ルートで下山します。
山頂から下りること数分。
なんだか急にすごい見晴らしのよい場所に。
いい場所だ。いっそ、ここを山頂ということにしてしまってはどうだろうか。
タカなのかトンビなのか、大型の鳥も飛んでいました。
小夏もじーっと鳥を見ていました。
地面には背の低い草が生えていてまるで芝生のようで、そこをバッタが飛び交っていました。
もしかすると、ここは人工的に木を伐採して、眼下に広がる風景を楽しめるようにしているのかもしれませんね。
小夏もこの場所がよほど気に入ったのか、ついには腰を下ろして、じーっと眺めていました。
また連れてきてあげたいけど、結構しんどかったから約束はしない。
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