秋の高尾山に行ってきました。もちろんトイプードルの小夏も一緒です。
駐車場に車をとめてケーブルカーに乗り、一気に標高472mまで上がります。ちなみに最急勾配は31度18分。ケーブルカーとしては日本で一番の急勾配だそうです。
登った先の景色がこちら。
山々の向こう側、はるか遠くに見える高層ビル群。東京=都会、という認識は浅い。東京には山もあるのです。「東京都」という自治体の多様性を知るにはもってこいの場所。
1年前に連れてきたときは子犬だった小夏もすっかり成犬になりました。
今回はこの地点からさらに上へと進み、「高尾山薬王院」にも足を伸ばすことにしました。公式ホームページによると
>天平16年(744年)に、聖武天皇の勅令により東国鎮守の祈願寺として、高僧行基菩薩により開山されました
とのことで、由緒正しき寺院のようです。
去年はこの入口のところで断念したのでした。
今回はずんずん奥へと進みます。
風情のある赤いやつ(名前知らない)
長い階段も越えます。大学生くらいの子たちが「グリコ!」とか「バイナツプル!」とかやってて微笑ましかったです。
そういえば途中にすごいスギ並木もありました。幹の周りは5・6mもあるそうで、都の天然記念物に指定されています。昭和期には台風で被害を受けたそうですが、それでも十数本のスギが今でもその姿を残しています。
そうして、スギを横目に歩を進め、ようやくたどり着きました。高尾山薬王院。
山門です。荘厳という言葉がぴったり当てはまる存在感。「霊気満山」の文字が掲げられています。昔から霊山としてあがめられてきただけのことはあります。
さらに先に進むと、御本堂が姿を現します。
1901年に建立されたそうです。色味はないですが、よく見ると彫刻が施されているのがわかります。
そして、そこからさらに階段を上がると、今度は御本社と呼ばれる建造物がありました。
明確な情報を見つけられなかったのですが、Wikipediaによると「現在の社殿は1729年(享保14年)に本殿が建立され、1753年(宝暦3年)に幣殿と拝殿が建立された」とのことです。
現代の建物にはない色味と風格を感じます。
当時はケーブルカーもない時代ですから、こんな高い場所にこれだけのものを建てるのは相当の苦労だっただろうなと思います。
御本社から下を見下ろすとこんな感じ。
かなり標高の高い場所であることが伝わるのではないかと思います。
と、ここで帰路につくことに。帰りはケーブルカーではなく、昨年同様リフトで帰るぜ!
と意気込んでいたのですが、今年の2月からリフトはペット不可になったそうです。残念です。
去年はペットと一緒に記念写真を撮ってもらうこともできたのです。
仕方なく、再びケーブルカーに乗り込むことにしました。
そのころには、すっかり夕暮れ時です。
ケーブルカーで降りてきたあとは、高尾山の商店会をうろうろしました。
なにやら、風情のある橋も見つけました。
トコトコわたってみると、申し訳程度のちっちゃい川が流れてました。
最後に、名物のおまんじゅうを買って帰りました。
モグモグ。うまい。
みんなも行ってみてね、高尾山。
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