能動的であるかどうかはさておき、人生は絶縁の繰り返しだと思うようになりました。
今日笑いあった人と、もう二度と会うこともないかもしれないのです。
携帯電話やスマホの登場でそういう感覚が薄くなりましたが、本質的にはそうなのだと思います。
◇
今、不意にアヤという女性を思い出しました。
特別深い関係にあった女性ではありませんが、よく学生時代には2人でカラオケに行きました。
あれはどこだったのでしょう。新宿?池袋?思い出せません。
でも最後に会ったのは10年以上前。
儚いものです。
アヤは今となっては人妻です。
あの時、東京の繁華街で手を振って別れた私たちは、それが最後になると思いもせずに別れたのでありました。
◇
グルリグルリ。
地球は回り、時は巡るのに、酒のせいで呂律は回らない。
こんな私の真夜中の独り言。
世界の誰かに何か気づきを与えることがあれば、これ幸いでございますが、そのようなこともなく、この文章はインターネットの海の中に沈んでいくのでしょう。
◇
親友、親族、恋人、思い人。
どれも儚く、車窓の風景のように過ぎ去っていく。
行き先も分からないまま、人生のバスに揺られるばかり。
はあ、気分が優れない。
バス酔いなのか、酒酔いなのか。
バスは停止してはくれず、どこまでも進んでいきます。
絶縁を繰り返しながら。
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