故郷の水路を訪れました。
田園風景を縫うように続く小さな水路。ぴょいと跨げるほど小幅で、手を突っ込めばすぐに底に届いてしまうほど浅い。
でも、こういう水路が今の時代は貴重。どこもかしこもコンクリートで固めてしまうから。素掘りのまま残っているだけで、何物にも代えがたい財産です。
はるか昔の時代にタイムスリップしたかのような風景。こういう里山が昔は多く残されていたのでしょう。
ここにはメダカが生息しています。
国民的なお魚だったメダカは、今となっては絶滅危惧種です。この時代、「メダカの学校」と言われても子どもたちの心には響くのでしょうか。
土からひょっこりと顔を出すアメリカザリガニが憎い。ザリガニに罪はないけれど、在来種を脅かす外来種です。
この日は雨がぽつりぽつりと落ちてくる、雲の重たい日でした。
でも、私はそういう天気が好きです。
薄暗く、どこか寂し気な色をまとった里山で、少し背の伸びた草たちがザーーーーと音を立てて風にその身を揺らす姿は不安げであるのに、なぜか落ち着く。
DNAとやらに刻まれた、先祖が見ていた風景に似ているのでしょうか。
コンクリートやアスファルトの少ない風景。落ち着きます。
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