ようやく少し暑さが和らいできました。お盆を過ぎると風が涼しさを帯びてくると誰かが言っていましたが本当ですね。雨上がりの夜などは、すーっと風が髪をかき上げながら、部屋を吹き抜けていきます。
川辺を緑が彩るこの季節が終わり、殺風景な冬がのそのそと近づいてくるのは、それはそれで憂鬱です。人はわがままなものです。
そういえば、小学生のころは夏休みが終わりに近づくと、部屋にさしこむ夕日に哀愁を感じたものです。永遠にも思えた夏休みが終わる。そんなことでセンチメンタルになっておりました。一方、久しぶりにクラスメイトに会えるのが楽しみでもあった。季節の移ろいにさまざまな感情の変化が伴ったあのころが懐かしい。
今ではどうでしょう。春夏秋冬、なんの感動もなく通り過ぎてしまう。この季節に何か目印代わりの爪痕だけでも残したいと右往左往しているうちに、巡ってしまう。
そういえば、話は変わりますが先日タヌキを見ました。人生初のタヌキ。
地元住民が「もうすぐタヌキが出てくるよ」というと、本当に木の陰からトコトコ出てきた。いや、テクテクかもしれない。
可愛いです、タヌキ。
ちなみに小夏も一緒でした、タヌキ鑑賞。
人生は初めて見るものを探す旅だと思うと少し視野が広がります。タヌキもその一つ。
次は何を探そうか。
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