いつも歩く雑木林にクヌギの木がある。
写真自体には何の工夫もないけれど、なぜか落ち着く。
ブナ科の植物だそうで。
日本人の心には、ブナが根付いているのだろうか。
雑木林というけれど、クヌギがなければ締まらない。
ほかの木にない落ち着きをもたらしてくれる。
子どものころの記憶だと、カブトムシが樹液を求めてやってくる木でもある。
それより、つい先ほど何気なく「クヌギ」と検索して、少しびっくりしたことがある。
ドングリってクヌギの実のことをいうんだって。ブナの実の総称でもあるらしいけど、狭義ではクヌギの実のことらしい。
これまでの人生、ドングリの正体に思いをはせたこともなかったけど、そうかクヌギの実なのか。
今まで目にしていたものに、新たな発見を見出す。
遠くばかり見ていた若い時代から、身近なものを見つめなおす時期に入ったのかもしれない。
そんなことを思い勝手に感傷的になる、師走の僕なのだった。
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