水路をめぐる旅②

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故郷の水路を訪れました。

田園風景を縫うように続く小さな水路。ぴょいと跨げるほど小幅で、手を突っ込めばすぐに底に届いてしまうほど浅い。

でも、こういう水路が今の時代は貴重。どこもかしこもコンクリートで固めてしまうから。素掘りのまま残っているだけで、何物にも代えがたい財産です。

はるか昔の時代にタイムスリップしたかのような風景。こういう里山が昔は多く残されていたのでしょう。

ここにはメダカが生息しています。

国民的なお魚だったメダカは、今となっては絶滅危惧種です。この時代、「メダカの学校」と言われても子どもたちの心には響くのでしょうか。

土からひょっこりと顔を出すアメリカザリガニが憎い。ザリガニに罪はないけれど、在来種を脅かす外来種です。

この日は雨がぽつりぽつりと落ちてくる、雲の重たい日でした。

でも、私はそういう天気が好きです。

薄暗く、どこか寂し気な色をまとった里山で、少し背の伸びた草たちがザーーーーと音を立てて風にその身を揺らす姿は不安げであるのに、なぜか落ち着く。

DNAとやらに刻まれた、先祖が見ていた風景に似ているのでしょうか。

コンクリートやアスファルトの少ない風景。落ち着きます。

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この記事を書いた人

八王子でトイプードルと暮らしています。日常の思い出をつづります。

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