一人暮らしで犬を飼うということ

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独身の32歳男性で、一人暮らしでトイプードルの小夏を飼っています。飼い始めたのは、昨年6月28日。このブログを書いている今現在で1年2カ月が経過しました。溺愛しています。

住まいは八王子市内の賃貸マンションで、間取りは1K。つまり玄関を開けると廊下とキッチンがあって、廊下の先のドアを開けると1つだけ部屋があるといった間取りです。

その部屋で小夏と一緒に寝て、小夏と一緒にご飯を食べて、小夏と一緒にテレビを見て生活をしています。

一人暮らしで犬を飼いたいと思っている人は多いと思います。そこで僕が独身で犬を飼うことの実態をつづりたいと思います。

目次

仕事の都合で長時間留守番させることも

僕は今、幸いにして完全に在宅ワークで仕事をしています。勤務時間もちょっと特殊で、午後から働き始めて、深夜に業務が終わります。

気温が高くなければ、お昼ごろにお散歩に出かけて、帰ってきたら小夏を膝にのせて仕事をする、といったこともできてしまう、かなりありがたい環境です。

しかし、この環境がいつまで続くのかはわかりません。

コロナも収束し、出社モードに切り替わった企業もたくさんありますし、人生は何があるかわからないので違う企業に転職することもあると思います。

だから、僕はいつも「今はいいけど、この子を一人で留守番させないといけない日がくるかもしれない」とどこか不安を抱えながら生きています。

究極をいえば、「この子の死に目にあえるのか」といったことまで考えます。まだ1歳だけど、いつか来るその時を思うと急に苦しくなるのです。

犬を飼い始めたことに後悔はないのだけど、「こんなに悩むくらいならいっそ最初からいなかったら楽なのに」ってくらい色々考えてしまいます。

独身で犬を飼うっていうことは、必ずこういう歯がゆさが伴うと思います。

病気になったらどうしよう

僕は中学・高校も無欠席で、ありがたいことに病気とはほとんど縁のない人生でした。しかし30歳前後から、やや体質の変化や体調の波を感じるようになりました。

今年の4月からは数カ月にわたって倦怠感に悩まされており、いすに座っていても呼吸が乱れるような日もありました。内科で検査をしてところ異常はなかったので、とりあえず一安心ではあるものの、「俺が死んだら、この子はどうなる」みたいな危機感は強くなりました。

当然、病気になれば働くことも難しくなります。犬はタダじゃ育ちません。次の項で記載しますが、毎月かかるお金は結構大きいのです。

また、入院した場合には、その間は誰に預けますか?

地方出身で地元から離れている僕にとっても、切実なテーマです。

ネットを通じて、近隣の犬コミュニティに参加することも一つの選択肢だろうか、などと考えたりもしています。いざという時に預けられる友人知人を増やすためです。しかし、そうはいっても他人に預けることに抵抗もあり、僕自身まだ答えを見つけられていません。

自分が先に死んで犬が残る、という残酷な未来もあり得ることは頭の片隅に置かないといけない気がします。

犬は毎月結構お金がかかります

まあお金の話と、一人暮らしかどうかっていうのは関係ないといえば関係ないです。ただ、収入に自信がないけど犬を飼いたいっていう若い人も多いと思うので、あえて触れます。

フード5000円、トイレシート1000円、トリミング10000円。やはり最低限に抑えようとしても、15000円くらいは毎月かかるような気がします。トリミング代は犬種によって異なりますし、地域差もありますが。

ほかにも、おやつを買ってあげたり、ウェットフードも追加で買ったり、急な下痢で動物病院に連れて行ったり、歯みがきシートを買ったりと気づけば数千円単位でお金が減ったりします。

小夏も7月に急に元気がなくなり、足を上げて歩き始めたので、動物病院でレントゲンを撮りました。保険を使ったので3割負担で済みましたが、それでも数千円の支払いが生じました。保険なしだったら、数万円払うはめになっていた計算です。そういえばこの保険も毎月4000円くらい保険料を支払っています。

いざという場合を考えると、保険を解約する気にはなかなかなれません。

犬を飼うってことは、自分を2人養うくらいの費用負担が生じると思った方がいいと思います。

散歩とか行く余力ありますか

前にも書いたとおり、僕は20代前半の頃にブラック企業で働いていました。勤務時間でいうと朝8時に出て、夜12時に帰るみたいなこともしょっちゅうありました。

まあ、僕の個人的な話は過去のブログに譲ります。僕が言いたいのは、あの頃の勤務スタイルでは、絶対犬の散歩に行くような気力はなかっただろうなってことです。

激務の中で犬に癒しを求めようとする人も多いと思いますが、実際はかなり難しいと思います。

それだけじゃなくて、疲労困憊で寝ようとしたら、ものすごい勢いでわんわん吠えるようなこともあり得るわけです。多分ほとんどの人は、自分に余裕がなかったら、感情的に怒っちゃうと思うのです。

前述したお金の問題はまだ節約するとかで乗り切れても、心の余裕がないと犬もかわいそうですし、自分も自己嫌悪になることは間違いないと思います。

といいつつ、僕も犬に感情的に怒ってしまうことはあるので、えらそうなことは言えませんが。

部屋選びも旅行先も「犬OK?」が最優先になります

例えば、別の賃貸物件に引っ越そうと思った時には、必ずペット可の物件を探さないといけません。

敷金が高かったり、家賃が高かったり、物件数が少なかったり、駅が遠かったりと、条件のいい物件が見つからない可能性は高くなると思います。

ワンルームで家賃を抑えたい!みたいな人からすると、かなり痛い出費になるかもしれません。

旅行に行く場合も同じで、犬と泊まれるホテルを探さないといけません。場所によるけど、あまり数は多くないですし、割高です。

旅行先への移動も車が基本になると思います。小型犬であればケースに入れたうえで新幹線に乗せることも可能ですが、吠えるリスクもありますし、自分のタイミングで下車して休憩をとることもできません。到着した先でも移動手段が限られるので、やはり車が必要になる可能性は高いです。

一人でポンと好きな場所に行けるのは独身の特権ですが、犬を飼うということはそういう自由を手放すという面もあると思います。

色々書いたけど犬との暮らしは最高

色々書いたものの、本当に犬を飼ってよかったと思っています。

「この子に出会えたんだから」と思えば、過去の嫌な思い出さえも肯定できちゃうような、心が満たされるような気持ちになれます。

もし小夏を飼っていなかったら、行かなかっただろうなって場所がいくつもあります。

湘南の海、富士山、犬と入れる焼肉屋さん、昭和記念公園、あきる野の川…。

僕が小夏を連れ出しているようにみえて、実は小夏が僕をいろんな場所に連れて行ってくれているようにも思うのです。

この時間、プライスレス。

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この記事を書いた人

八王子でトイプードルと暮らしています。日常の思い出をつづります。

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