2026年– date –
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日常
ピザ
犬にピザを作った。 肉、ブロッコリー、コーン、トマト、カリフラワー。ぜいたくな一品。 夢中で食べていたので、よかった。 食ったら食休みだ。 おわり -
エッセー
夕立
悪天候の日が好きです。 特に夕立。 遠くの空が黒く染まって、しばらくすると、それまでの夏の暑さを打ち消す冷気が風に乗ってやってくる。白いレースのカーテンをふわふわと大きく揺らします。 これから激しい雨が降る。この、つかの間の数分、ひんやりと... -
エッセー
15階の風景
10年ほど前、大分県に住んでいた。 縁もゆかりもない街に、転勤でやってきたのである。 県庁からほど近いマンション。15階の部屋を借りた。北向きの部屋は日当たりが悪かったが、眼下に広がる街の向こうに別府湾を見ることができた。 穏やかな瀬戸内海であ... -
日常
タクシー
「お客さん、どちらまで」 「ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ」 「どちらまでってば」 「ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ」 「……」 「ハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ」 -
エッセー
満たされない人
鴨長明の「方丈記」を読んだ。鎌倉時代の随筆である。 子どものころ、教科書か何かで読んだ記憶があるが、大人になって読むとまた違った感慨がある。 およそ800年の時をへても、長明の文章が人の心を打つのは、なぜだろう。 読み手は、彼の「負け惜しみ」... -
エッセー
しゃがむ
数年前から「しゃがむ」ことにハマっている。 子ども時代の目線を味わえる気がして、なんだか懐かしい。 子どものころ、こういう塀の向こうに何があるのか分からなかった。 飛んでも跳ねても届かないから、答え合わせもできないまま、たくさんの風景を通り... -
エッセー
霧の降る日
霧降高原に行ってきた。 時期を狙ったわけではないのだが、ニッコウキスゲがちょうど見ごろを迎えていた。 鮮やかな黄色の花びらが標高1500メートルの斜面を彩る。 この花の寿命は、たったの一日。朝に開いたら、夜にはしぼんでしまうという。 だから今日... -
エッセー
糸
一時の感情に任せて極端な決定をする人は幸せになれない、とつくづく思う。 恋人との些細な口論で「もう別れる」と言って席を立つ人も、上司に噛みついて辞表をたたきつける人も、まだ立て直しが利く段階で作品を破壊してしまう人も。 後に残るのは、癒や... -
エッセー
手間
七輪大好きっ子クラブの会長を務めている(自称)。 七輪は楽しい。 炭を起こすのには時間がかかる。しかし、それはそれで愛おしい時間だ。 手間を愛そう。 よくよく考えてみると、手間を省くっていうのは、人に語れる体験を失うということだ。 ガス火で肉... -
エッセー
いい文章とは
複数の解釈が生まれる文章は0点である。 例えば「東京で働く花子さんの兄」という文章があったとする。東京で働いているのは花子さんなのか、それとも花子さんの兄なのか。二つの解釈が生まれてしまう。 だから「花子さんは東京で働いている。花子さんには...
