エッセー– category –
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エッセー
手間
七輪大好きっ子クラブの会長を務めている(自称)。 七輪は楽しい。 炭を起こすのには時間がかかる。しかし、それはそれで愛おしい時間だ。 手間を愛そう。 よくよく考えてみると、手間を省くっていうのは、人に語れる体験を失うということだ。 ガス火で肉... -
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いい文章とは
複数の解釈が生まれる文章は0点である。 例えば「東京で働く花子さんの兄」という文章があったとする。東京で働いているのは花子さんなのか、それとも花子さんの兄なのか。二つの解釈が生まれてしまう。 だから「花子さんは東京で働いている。花子さんには... -
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得られぬ共感
夏になるとセミが鳴く。 「ファイヤーって鳴くセミいるよな」 私は友人に問いかけるが、誰も共感してくれない。 ファイヤー!ファイヤー!ファイヤー!ファイヤー!と鳴くセミがいるではないか。 共感を求める私に、誰一人首を縦に振ってくれない。 首をか... -
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34歳最後の日
明日6月9日、35歳になる。 35歳といえば、クレヨンしんちゃんの野原ひろしと同い年だ。 ひろしはすごい。 秋田県から上京し、もう15年も同じ会社に勤めているらしい。30代前半で係長に昇進したというから、社内評価もまずまずといったところだろう。 春日... -
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バイトの思い出
学生時代、コンビニで3カ月だけアルバイトをした。 この世にこんなつらい仕事があるのかと思ったし、今でも思う。 私にとっては最も適性のない仕事だったのだろう。 レジに立って客を待つ。たった3時間の勤務なのに、正面奥にある壁掛け時計の針が進まない... -
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ギャップ
人生はギャップが大事なのよ。 洋犬が和室にいるとか。 外で寝ちゃうとかね。 まあ、言い換えるなら、自分の中に根付いてしまった「常識」を裏切ることが大事よ。 あえて曇天の日に訪れる川も、物悲しさが感じられていいわね。 はあ、もう13時。そろそろ私... -
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閻魔様というやつ
閻魔様という恐ろしいやつがいる。 こいつは、俺たちの行いをつぶさに見ていて、死後に俺たちを裁くのだ。 「俺は罪など犯していない」と高をくくっている人間が一番あぶない。 我々が今生きている世界で刑事責任が問われないからといって、閻魔様の裁きを... -
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母の日
母の日のバンテリンドーム。中日の先発は、1年目の櫻井頼之介投手だった。 私はテレビで観戦していた。 球場には櫻井投手のお母さまも足を運ばれたようで、たびたびテレビカメラに抜かれていた。 手を合わせるようにして、不安そうな顔で息子の投球を見つ... -
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AI時代に生きる意味
生成AIが優秀だ。 人間がパソコンをカタカタたたく意味は、今まさに急速に薄れている。 その速度は日進月歩どころではない。秒進分歩である。 特にデータを分析させてレポートを書かせるような仕事は、すでに人間の能力を超えている。 事務職員やライター... -
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「直感」はよく当たる
人生において、「直感」というものは馬鹿にできない。特に「嫌な予感」はよく当たる。これは長い歴史の中で、人間が獲得した能力であるとさえ思っている。 中3の時の高校見学で、私は「あ、この高校嫌だな」と思った。100年を超える歴史を誇る地方の伝統校...
